D.I.Y.好きなサッカージャンキーによる、音楽から哲学まで思いついたことを何でもありで書きなぐる適当ブログ

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Blog of the thinking people, by the thinkng people, for the thinking people!

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El Clasico

更新日:2018.05.30 | 公開日:2018.05.10

試合が終わって2日が経ったが、
「クラシコ」で検索すると、方々のメディアの見解が、ニュースとなって入ってくる。
その多くで取り上げている議題が、審判に対する懐疑だ。
そうね。
エルナンデス・エルナンデス。
試合直前、審判団が紹介された際、エルナンデス・エルナンデスが映った瞬間、ぞくっとした。
エルナンデス・エルナンデスかよ・・・
ぞくっとしたのは、名前に対してではないよ。
確かに、リーガを見始めた初年、スペイン語圏の名前の多くには度肝を抜かされた。
ゴンザレス・ゴンザレス、とかね。
「・・・どういうこと??」って。
特にクロアチアや中東周辺の名前は、テンション上がっちゃうよね。
まず、『マンジュキッチ』を受け入れるのに、半年はかかった。
『モドリッチ』だって、周りは皆当たり前のように呼んでいるけど、聞きながら内心で「モ・・・モドリッチ・・・?」と、衝撃を感じていた。
ラキティッチにペリシッチ、スバシッチ、クラマリッチ・・・
全員、黄瀬君に認められてんのかよ。
コバチッチが出て来た時には、MAXにパニックだったよね。
え、チッチはクロアチア人じゃないの!??

・・・話が、大分と横道に反れたよね。

エルナンデス・エルナンデス。
昨シーズンの、スアレスの幻のゴールをジャッジしたのも、エルナンデス・エルナンデス。
あぁ、ここまで打つと、“エル”までタイプすると、予測候補に「エルナンデス・エルナンデス」って出てくるようになっちゃったよ。くそぅ。
何か審判に「んん・・・!??」って思うときは、大抵、エルナンデス・エルナンデス。
この4年間で1度や2度じゃなく、疑惑の判定を繰り返してきた彼を、スアレスのゴラッソをノーゴールにしたあの日、「わたしは、彼を、嫌う!!」と宣言した。
別に、完全に正しいジャッジだけをしろ、と言いたいわけじゃないのよ。
間違いが悪いとは言わない。「あー、この角度は審判からは見えないねー」とか、特に何にも思わない。
ただ、試合の流れをぶった切った上に、審判が注目を浴びるような試合展開にはしてくれるなよ、ということ。
その嫌いな彼が出て来た時、「今日は頼むから、目立ってくれるなよ」と心底祈った。

結果、

審判の目立つ試合になってしまいました。

でも、2日経って思い返してみると、“最悪”と言うほどの判定ではなかったのかもしれない、と思える部分もある。
今回のクラシコ、
バルサは前節で既に優勝を決めており、レアルは今月末のCL決勝まで、選手を酷使するのは避けたいところ。
よって、締まりのない試合になる可能性も、無くはなかった。
しかし、そこはやはり伝統のクラシコ。
120年間、互角。(この文句、好きだわぁ・・・)
序盤から、ジョルディvsモドリッチとか、らしくない選手同士のぶつかり合いも多々あった。

言っても、4年間で見て来たクラシコの中には、ぬる~んとした試合もあった。
条件で言ったら、今回はそうならざるを得ないのではないか、と思っていたのに、
誰が、どこで、どうやって彼らに火をつけたのだろう。
イニエスタのラストクラシコってのもあったんだろうか。
イニエスタに、無敗優勝、そのためにはこのクラシコには絶対負けられないバルサと、このままリーグ3位で終わってしまうと、示しがつかないと尻に火をつけられたレアル。
だからかなぁ。
普段良く見知っている選手が、らしくない激しさを見せる試合だった。
ニュースの多くは、その原因を審判のジャッジへのフラストレーションだとしていたが、
いや、結構開始直後から激しかったし、ガチで選手も観客も一旦冷めさせるためには、ある種効果的な部分もあったかもしれない。
と、2日経った今は、少し思う。
試合中は、何とかしてエルナンデス・エルナンデスの電話番号を入手して、次のクラシコまで毎日嫌がらせの電話をしてやる、と、本気で意気込んでいたのだけど・・・。

らしくないファール、カードで言うなら、
メッシだろう。
前半終了間際、
スアレスへラモスがひじを入れたとして、スアレスが猛烈にラモスに食って掛かった。
結果二人にイエローが出されたのだけれど、その後もスアレスはラモスにしつこく抗議をしていた。
映像で見ると、スアレスのシミュレーション・・・??って感じにも見えてしまったのだけど、もしかしたら、ラモスが上手いこと、スアレスに打撃を与えていたのかもしれない。その後のメッシの怒り具合を見ると、多分、そうだったんじゃないかと思う。
プレーが再開され、ラモスがフィードしようとしたところ、
メッシが、猛ダッシュの後、らしくない、ラモスにタックル。(実際のところ、タックルはボールに向かってたし、キック後に振り上げた軸足をラモスの足に当てる、という、芸術的すぎるだろってレベルのハイセンスなファールでした)
それでメッシはカードをもらったんだけど、
その後、ラモスとメッシが小競り合いしてる映像を読唇した報道がスペインであったらしく、それによると、

ラモス「てめー舐めてんじゃねーぞ」
メッシ「お前こそ、スアレス舐めると怪我するよ」

と言っていたらしく・・・
なんかもう、心を、ぎゅぅぅぅぅぅっとされるよね。

試合の流れをざっと説明すると、
前半10分にセルジの素晴らしいアシストから、スアレスが先制。
その後すぐ14分にベンゼマのアシストからロナウドが同点打。
前半にレアルはナチョ、ヴァラン、ラモスと4バックの内3人にカード、
バルサは2トップ共にカードをもらい、
セルジがマルセロのファールへの報復で顔を殴ったとして、一発レッド。
仕方なしにコーちゃんがセメドと、前半に足を痛めたロナウドがアセンシオと交代して、後半がスタート。
52分にスアレスのアシストでメッシが勝ち越しを決める。
早すぎるけれど、58分にイニエスタがパウリーニョと交代。
ナチョもやっぱり万全ではなかったらしく、67分にルカスと交代。ルカス、サイドバックで起用される機会が増えて来たね。セルジみたいなユーティリティープレイヤーになれたら、スペイン代表、やばいね。層がより厚くなるね。いいから、バルサにおいで。
72分にアセンシオのアシストでベイルがぬるーんと決めやがる。
途中、「PKじゃねーの!??」「ハンドじゃねーの!??」を経て、
2-2の同点のまま試合終了。

審判のジャッジがおかしいだの、レアルがパシージョを作らんかっただの、何だかんだ色々あったクラシコでしたが、
我が家では、とりあえず終了後すぐにディスクに保存いたしました。
イニエスタ、ラストのクラシコにおいて、今季、もしかしたら1度もなかったんじゃないかな??レアルがBBCの3トップで来てくれたのには、ジダン、お前、熱いな!!!と思いました。
バルサも、試合開始までは、メッシ・スアレス・コーちゃんの3トップじゃないかとわたしも期待してたんですが、やっぱ2でした。(それでも毎試合、予想フォーメーションを3で出してくるスペインメディア、わたしは好きです)
WOWOWでは、試合後の優勝セレモニーも流してくれて、
セルジのガチ私服が、メッチャ親近感を持てたこととか、ウムティがチャンピオーネ踊る時にめちゃくちゃ楽しそうにはしゃいでいたとか、そんな時でもやっぱりメッシとスアレスは二人でごにょごにょ話して笑い合っていたりだとか、色んな素顔が見れて、わたしは満足でした。
や、もちろん勝ちたかったけどね。

ほんじゃ、バルサさん、
あとは無敗優勝、
頼んますよ!!

あ、最後に、今回のフォーメーション、貼っときます。